水道記念館

レンガ造りの外観と貴重な送水ポンプが見学できます



熊本市水道記念館は、旧八景水谷水源地第二送水ポンプ室として、大正13年(1924)の上水道創設から昭和42年(1967)3月までの43年間、八景水谷水源地から立田山配水池へ送水するためのポンプ室として使用されていました。
その後、昭和49年(1974)の水道創設50周年を機に、水道記念館として開館し、平成2年(1990)まで使用されました。
平成2年に水の科学館が新たにオープンしたため、水道記念館は一時閉館となりましたが、平成16年11月水道創設80周年の記念事業の1つとして補修を行いリニューアルしました。
外観は、レンガ壁と上部のモルタル壁の取り合わせや寄棟屋根四方に反曲線を配するなどの組み合わせに大正時代の建築様式がうかがえます。
館内は漆喰の白い壁に加えて天井も高く外観より広く感じます。室内のほぼ中央には、スイスのズルザーブラザーズ社製の送水ポンプとモーターが大正13年の創設時のままに見学することができ、その周りには熊本市の水道施設が布設され始めた黎明期の写真や説明が展示されています。
平成9年(1997)3月には文化庁の登録有形文化財として登録され、イベント時などに限定的に公開されています。

水道記念館
所在地
熊本県熊本市八景水谷1-7-3 
定休日
常時開放はしておりません。
電話番号
096-381-4330

熊本のオススメVR