VRは別にその場にいなくても臨場感を楽しめるのがだいご味の一つです。VRのテーマになるものは多種多様ですが、その中でもしばしば使われるのが橋です。橋関連のVRはすでにいろいろな場で活用されていますが、エンターテインメントからビジネスユースまで多岐にわたります。
エンタメとして利用される橋
橋の上に立つと、それなりに高さがあります。そこで橋の上に立った時のスリルをその場で実感してもらえるようなVRコンテンツがいろいろと出ています。
「極限度胸試し 高所恐怖SHOW」は地上200メートルの高さに一本の木材が渡してあります。そこを渡りきるというゲームです。地上200メートル、しかも両足をそろえるのもぎりぎりの幅の中で一歩踏み出さないといけません。臨場感があり、踏み出すことができずに無念のリタイアも続出します。
「Richie’s Plank」もVR高所体験できるゲームになります。高層ビルの80階が舞台です。こちらから細い板が飛び出しているので、落ちないようにわたります。2017年に初リリースされて、今なお根強い人気があります。
橋に関するVRは、ビジネス目的でもすでに導入されています。橋梁などのインフラ点検をする際にVRを活用するアプローチです。
橋梁のチェックをする際にVRを導入すれば、現地踏査の模様を画像で確認できます。しかも360度カメラで撮影すれば、ぐるりとあらゆる場所の状況をチェックできるわけです。
橋梁の状態をVRでチェックできるようになれば、自然災害が発生した場合も迅速に対応できます。大きな自然災害が発生した場合、VRで橋梁の状態をリアルチェックすればどこに問題があるかも把握できます。またスピーディに初期対応もできるようになるでしょう。
橋をテーマにしたVRはここで紹介したようにゲームとしてスリル間を楽しむ手法もあれば、橋梁の点検といったビジネス目的のアプローチもすでに出てきています。前者のゲームはすでに人気ですし、後者はまだ発展途上の段階です。しかし技術が向上すれば、橋梁の工事や修理の計画もより綿密に立てられるでしょう。