紅葉VR 特集

紅葉を満喫、バーチャルツアー

バーチャルツアーとは、仮想空間での擬似体験ツアーです。
360度動画や360度のパノラマ画像を使って、Web上で体験できます。
VRを展開すれば、スマートフォンやPC、タブレットなどのデバイスでも利用できます。

VRツアーでは、現地に訪れているような高い体験効果が得られます。
撮影者の視点で360度見渡すことができ、映像内の視点を自由に動かすこともできます。
VRゴーグルを活用すれば、空間内を実際に歩いて見ているような体験もできます。

VRツアーは、写真などでは表せない空間情報を得られます。
そのため、現地に対する理解度が向上します。
その満足度が向上することで、現地への興味も高まります。

VRツアーであれば、遠方であっても費用を安価にできます。
現地までの移動時間もかからず、手軽に参加できるのこともメリットです。
このような物理的・時間的なコストを削減することで、参加へのハードルは低くなります。

旅行サイトなどで宿泊先を決める際、VRツアーで滞在ホテルの様子を体験することもできます。
不安感を払拭すれば、期待感はさらに上がります。

私たちは当たり前のように楽しんでいる紅葉ですが、世界中で紅葉を見られる国はそれほど多くありません。
日本以外の地域では、東アジアの沿岸部、ヨーロッパ東部、北アメリカ東部などに限られています。
紅葉が見られる落葉樹は、北半球の温帯地域の一部にしか存在していません。
また、欧米における紅葉は、黄色が主体です。
日本の紅葉は、樹木の種類が多彩なため、鮮やかなコントラストが楽しめます。
また、寺院や神社、古民家などの和風建築と調和する情緒的な趣も楽しめます。

日本の紅葉の色の秘密は、落葉広葉樹の種類にあります。
欧米では約13種類ですが、日本は26種類にも及びます。
また、紅葉はその年の気候や葉の水分量によっても色が変わります。
同じ木でも、その年によって違う色合いになります。
毎年違った色あいを楽しめるのも、人々を引き付ける魅力といえます。

紅葉の色には、3つの呼び名がついています。
紅葉:赤色に染まる。代表的な樹木はカエデ。
黄葉:黄色く染まる。代表的な樹木はイチョウ。
褐葉:葉が枯れて褐色になる。代表的な樹木はブナ。
気候条件などによっても、葉の色は繊細に変化します。
同じ種類の樹木でも、同じ色になるとは限りません。

日本でもっともよく見られる紅葉です。
イロハモミジとヤマモミジは、見た目が非常によく似ています。
イロハモミジは、「重鋸歯」と言われるギザギザとした葉の形状が特徴です。
基本的に赤く発色します。
ヤマモミジは、淡い紅色や黄色、緑色が混ざっています。
一般的な見ごろは、10月から11月下旬です。

バラ科の落葉高木です。
ナナカマドは深い紅色が付き、モミジよりもくすんだ色になると言われます。
また、鮮やかに発色することもあります。
赤く色づく美しい実も特徴的です。
見ごろは、9月下旬から10月とされています。

メタセコイアは、少し洋風な趣があり茶褐色やオレンジ色に色付きます。
線のように細長い葉が特徴です。
中国で自生種が発見され、世界中で植林が行われました。
見頃は、11月半ばでやや遅めです。

ハゼノキは紅葉の仕方が鮮やかです。
紅葉する葉は、一斉に赤く染まります。
紅葉しない緑色の葉との、鮮烈なコントラストを生み出します。
見ごろは、10月の中旬です。

ユリノキは、黄色をメインに紅や緑、飴色などが混ざった色合いを見せてくれます。
大ぶりな葉の形は、「半纏」に似ています。
そのため、「ハンテンボク」という異名を持っています。
見ごろは、11月になります。