巾着田

500万本、一面の自生 曼殊沙華



巾着田は、埼玉県日高市の西、高麗川が馬蹄形に周囲を流れる170000m2の変形した土地で、その形を上から眺めると巾着のように見えることから名づけられたといわれています。
地元では川原田とも呼ばれており、700年代に関東各地から集められてここに移り住んだ高句麗からの渡来人たちによって開梱され、稲作が伝えられたという伝承もあります。大陸の文化や技術を伝えるために600年代に移住したといわれる高麗氏と、彼らにちなんで広く周辺町を呼ぶ武蔵国高麗郡や、この周辺の高麗郷の呼び名、高麗神社や重要文化財の高麗家住宅などはいずれも観光地として有名です。
700年代以来ずっと田として利用されてきましたが、1960-70年代に日高町がこの土地を取得して草刈りをしたところ、毎年9-10月には大規模な曼殊沙華こと彼岸花が自然と群生するようになりました。
当時の流行歌の曼殊沙華や、たびたびニュースなどに取り上げられるようになったことで有名な景勝地となりました。そして周辺は公園として整備がすすみ、木造トラス構造の橋としては日本一の長さを誇るあいあい橋もつくられました。
ここは日本一の彼岸花の群生地であり、林の中を赤や白に埋め尽くす彼岸花の他にも、桜や菜の花、アジサイなどの花が豊かなほか、埼玉でも比較的整備された公園ながら貴重な、ムササビやカワセミなどの動物たちを見ることもできます。

巾着田
所在地
埼玉県日高市高麗本郷125-2 
交通案内
◆電車
西武池袋線高麗(こま)駅下車徒歩約15分
◆車
関越自動車道 鶴ヶ島I.Cから14Km
電話番号
042-982-0268


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