真田紐師 江南

鎌倉時代のころ、現在のネパール辺りから伝わったのが、真田紐です。真田紐は、縦と横からぎゅっと圧縮して織るため、とても丈夫です。様々な染め方、織り方があり、用途に合わせて使い分けされています。
戦国時代では、武具の固定をしたり、補強をする際に使われていました。また茶道具などを入れる桐箱を結ぶ際にも使われたりしていました。その習慣は今も伝わっており、現在も桐箱を結ぶ際に約束紐や習慣紐として真田紐が使われています。
現在の真田紐は、機械で生産されることがほとんどですが、唯一手作業で生産されているのが真田紐江南です。染め・整経・織りの行程すべてを工房で行っているのは江南だけです。
真田紐は、世界最小幅の織物といわれていて、江南ではオーダーメイドにも対応しています。真田紐の美しさを活かした小物やアクセサリーなども作っているので、お土産におすすめですよ。
工房では、真田紐織り体験をすることができます。真田紐を使いストラップを作る体験は、30分くらいでオリジナルのストラップが完成するため、人気です。ストラップ作りだけでなく、真田紐の実演も行われていて、どのようにして真田紐が完成していくのか間近で見ることができます。
美しい真田紐の世界を知ることができる工房は、とても居心地がよく、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。