祇王寺

四季折々の表情が楽しめる悲恋の尼寺



『平家物語』にも登場する祇王寺(ぎおうじ)は、「悲恋の尼寺」としても知られるお寺。平清盛の寵愛を受けていた白拍子の祇王でしたが、清盛の心変わりによって追われるように都を去り、母妹とともに出家、入寺したといわれています。
祇王寺は、山上山下にわたって広い寺域を占めていた往生院の境内にありましたが、後年は荒廃し、現在では竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵となっています。
草庵の控えの間には大きな吉野窓があり、影が虹色に見えることから「虹の窓」ともいわれています。春はウグイス、夏はヒグラシの鳴き声が聞こえ、秋は紅葉、冬には雪景色が見られるなど、四季折々の表情を楽しむことができるでしょう。
歩いて25分ほどのところにある大覚寺と合わせて訪れてみて。

祇王寺
所在地
京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 
交通案内
JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩20分
京福電鉄 嵐山駅より徒歩20分
営業時間
午前9時〜午後5時(受付終了午後4時30分)
料金
大人300円・小人(小中高)100円
電話番号
075-861-3574


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