高浜七年祭

福井県高浜町で6月に行われる高浜七年祭。疫病の原因と考えられた怨霊や疫神を神事・芸能によりなだめ、退散を願う御霊会（ごりょうえ）で梅雨から夏にかけて行われるお祭りなのですが、この高浜七年祭、名前の通り7年ごとに行われるお祭りでなかなかレアなお祭りなんです。この七年祭、何と言っても大人数で担ぐ威勢のいい神輿です。中ノ山、西山、東山と3つの地区の神輿があり、その中でも一番大きい中ノ山の神輿は男衆が130人掛かりで担ぎます。この3基の神輿、最後には男衆達が神輿を担いだまま海に入る『足洗いの儀』を行います。足洗いの儀により怨霊や疫神が海に帰っていくとされていて、このクライマックスを一目見ようとたくさんの人が見学に来ます。また、高浜七年祭は他にも「お田植え」や「太刀振（たちふり」という伝統芸能も披露され、お祭りを盛り上げます。