醍醐寺

秀吉も惚れ込んだ世界文化遺産、醍醐寺



醍醐寺は歴史の教科書でもおなじみのあの空海を教祖とする真言宗醍醐派の総本山であり、その歴史の深さや国宝や重要文化財を数多く所蔵していることから、平成6年には世界文化遺産にも指定された古都京都の名勝であります。その中でも、特に私たちの目を引くのが平安時代(951年)に建立された五重塔です。この五重塔は古都京都の中でも現存する最も古い木製建造物なんです。木の建物なのにもかかわらず1100年以上もそこにあり続けていると考えただけでもとてつもないことだとは思いませんか? この五重塔を前にすると、火事や戦争でも失われずに、その長い歴史の中で連連と続く日本の職人さんの技術にはただただ脱帽するばかりです。しかし醍醐寺は文化財だけじゃありません。時代は平安からちょっと近づき、安土桃山時代。これもまた歴史の有名人にして時の天下人、豊臣秀吉が後に「醍醐の花見」と呼ばれる大花見大会を開催したのもこの醍醐寺!もちろん今でも醍醐寺には数多くの桜の木が植えられており、毎年4月の第2土曜日には秀吉のお花見にちなんで「豊太閤花見行列」と題し秀吉に扮した行列や舞楽を鑑賞する事が出来ます!特に見て頂きたいのが霊宝館から見える大しだれ桜です。その樹齢なんと180年!!このしだれ桜の他にも樹齢100年越えのソメイヨシノなど、見所はたっぷりです!山ひとつが全てお寺のように広いので、京都のあちこちを見て回る内の一つというよりは、醍醐寺一カ所をじっくりハイキングでもするように見て回るのがおすすめです。

醍醐寺
所在地
京都府京都市伏見区醍醐東大路町35-1 
交通案内
地下鉄東西線醍醐駅から徒歩で10分
営業時間
拝観:9:00〜17:00 12月第1日曜〜2月は16:00迄

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