住雲寺

ゴールデンウイークの六尺藤で有名なふじ寺



大山隠岐国立公園を眺める日本海側の大山町。古くからこの地にゆかりの歴史上の出来事や人物は多く、古くは出雲国風土記の火神山。また八束水臣津野命の国引神話でも綱をつなぎとめた杭があった場所がこの大山だとされています。後醍醐天皇や名和長年など歴史の中心人物も多い土地。
古くは修験場として和歌山の高野山や滋賀の比叡山とともに大きな力を持っていた、開山から1300年余の大山寺で有名ですが、もう一つ、忘れてはいけないお寺があります。
仏通山住雲寺は、今から約700年前の南北朝時代1334年にここ大山町に建立されました。
ここは、鍋倉長者五郎太夫兼光の子である兼定が、父親の幸福を願い聖観世音菩薩を祀り、建立したと伝えられています。
ここは現在ふじ寺と呼ばれており、境内には樹齢50年の六尺藤が4本、広く枝を伸ばしています。
藤の木自体はそう古くはありませんが、花房が1.8mと非常に大きく、国内でもごく数が少ない貴重な品種でもあり、全国から観光客が押し寄せるようになりました。
毎年ゴールデンウイークには3日間の藤まつりを行っており、ライトアップされた色、花、香りともに貴重な大房の藤棚を仰ぎ見ることができます。

住雲寺
所在地
鳥取県西伯郡大山町古御堂513 
交通案内
◆電車
名和駅から徒歩で25分
◆車
山陰道大山ICより、R9を鳥取方面へ、富長交差点を右折、県道36号を大山方面へ。約10分
定休日
なし
駐車場
無料あり
電話番号
0859-54-3327

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