登別地獄谷

登別温泉の源、緑の中の異風景



登別地獄谷は、北海道南部の室蘭市近くの登別市登別温泉にある景勝地。
辺り一帯には活火山が多く、カルデラ湖をはじめ、生きた地球の活動を実感できるスポットや風景が多数。既に江戸中期には最上徳内の蝦夷草子に登別が登場。登別温泉には明治時代すでに保養所や温泉宿などがあったことが確認されています。
地名登別の由来は、アイヌ語で水色の濃い川である「ヌプル-ペツ」。先住民時代からすでに硫黄が含まれていたほど安定した源泉エリアです。
さまざまな風景の中でも、ここ登別地獄谷は本当に別世界。1万年ほど前、近くにある笠山という活火山が爆発したときにできたという、長さ450mと大きく開けた山肌爆裂火口一帯はそこだけ色を変えており、勢いよく熱水の水煙や噴気をあげています。
地獄とは、この水が湧き出る部分。ブクブクと煮えたぎる様子が、鬼が棲んでいる地獄を連想させるとして地獄と呼ばれるようになりました。
この登別地獄谷と、斜面を数百メートル上った先に、豊かな水の中に独特のにおいの泡が湧き出る大湯沼があります。2つの間は自然探索路で徒歩移動の他、車でも移動できます。
エリア内15もある地獄から湧き出る湯量は3000L/分。すぐ近くから湧いていても泉質が異なることも多く、温泉のデパートとも呼ばれています。温泉街内の泉源公園では間欠泉が吹き出す様子も。
高速ICからの間には鬼の巨大像も多く、写真撮影でいつも賑わっています。

登別地獄谷
所在地
北海道登別市登別温泉町無番地 
交通案内
登別駅からバスで15分
駐車場
有料あり
電話番号
0143-84-3311

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