エンルム岬

長い海岸線に浮かぶ、冷えたマグマの陸繋島



北海道の真ん中Vの字部分の先、何もない春の襟裳岬で有名な日高エリアは、どこまでも長くなだらかな海岸線が太平洋に面してつづきます。一生に一度は走ってみたいドライブスポットとしても有名。
その真ん中の様似町に、国道から地続きのエンルム岬があります。
「エンルム」はネズミや岬を表すアイヌ語で、直訳すれば岬岬。様々な時代のアイヌ口承文化や歴史の中にも幾度も登場する場所。擦文式土器がみられる他、江戸文化年間には砲台なども設置。
マグマが冷えたことでできた柱状の岩、節理がみられる高さ約70mの小島ですが、現在は陸繋島。
世界でも非常に珍しく、海抜0mなのにミヤマオダマキなど豊富な高山植物がみられ、ここだけにしか見られない在来種サマニヨモギなども。また夏場のオオセグロカモメのコロニーなどもあります。
干潮時には広い岩場が現れるため、周囲の景色に邪魔されない海写真撮影スポットや、潮干狩りなどのレジャーでも人気です。

エンルム岬
所在地
北海道様似郡様似町会所町 
交通案内
・JR日高本線 様似駅より徒歩20分
・札幌から道南バス高速「ペガサス」号にて「浦河ターミナル」で下車し、東町(日赤前)まで行き、ジェイ・アール北海道バス「様似」方面行きに乗換え、「JR様似駅」下車、徒歩20分
駐車場
あり
電話番号
0146-36-2119

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