松島四大観

違う魅力が光る4つのスポット



松島四大観とは、松島湾を東西南北に囲む4つの展望スポットの事です。東から壮観・大高森、偉観・多聞山、麗観・富山、幽観・扇谷の4カ所で、2017年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得するなど、国内外から人気のある観光スポットになっています。まず大高森は松島四大観の中で唯一360度のパノラマを楽しめる低山で、展望台は山頂にあります。展望台からは松島湾が一望することができ、壮大な景観が楽しめます。次に多聞山は七ヶ浜町にある標高約56メートルの低山で、高低差もあまりないため散歩感覚で気軽に散策出来る場所です。七ヶ浜町の北端・代ヶ崎の断崖からは、太平洋から打ち寄せては砕け散る波が眺められ、 そんな雄大な景色を見る事ができます。富山は松島町と東松島市の境目近くにある、標高116.8mの山で、四大観の中では一番標高が高い山となっています。杉・松・樅の大木に覆われた山頂の大仰寺には奥州三観音の一つ富山観音があり、寺の庭からは静かな風情の中で松島を眺望する事ができます。最後に扇谷は、山頂からは松島湾の入り江が扇のように浮かんで見えることから、 扇谷と呼ばれています。扇谷は幽玄な史跡が残っており、雲居禅師の後継にあたる鵬雲東搏禅師(ほううんとうばく)が残した金翅堂(達磨堂)と岩窟が保存されています。また、紅葉のスポットとしても有名で、紅葉シーズンにはその美しい景観を見に多くの人が訪れます。さまざまな特色のある松島四大観、どのスポットも魅力的なのでぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

松島四大観
料金
無料

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