第八十八番札所 大窪寺

香川県と徳島県の県境とされている矢筈山近くにある第八十八番札所、大窪寺は、寺に上る石段脇に八十八番結願所の石碑があり、二天門をくぐると正面に本堂、大師堂の内拝口から地下へ入っていくと、八十八ヶ所すべての本尊があります。
お砂踏みができるようになっていることや、古くから女性の参拝を許可していたことから、女人高野とされていることで有名です。
見どころとしては、秋の紅葉があります。境内のカエデやイチョウが、とても色鮮やかで美しく、お寺の静かなたたずまいと自然の美しさが見事なコラボレーションになっています。
そして、門前にある食事処やお土産販売所も立ち寄りたいスポットです。特に、60年以上続いているという老舗、八十八庵のうどんは、ここを訪れたら食べておきたいメニューでしょう。昭和34年に創業し、香川県産小麦のさぬきの夢と大窪寺の裏山で湧く水で練り上げているという自家製麺は、コシがあって美味しいです。
打ち込みうどんが人気メニューで、温かい味噌仕立てのつゆに、たっぷりの野菜、豚肉などを加えて煮込んでいます。寒い冬は特に美味しいメニューでしょう。
お土産用の打ち込みうどんも販売されているので、気に入ったら自宅用にもぜひ購入してくださいね。
八十八庵のこんにゃくは冷蔵保存にて約２週間の賞味期限。適当な大きさに切った後、塩もみをして一度洗い流せば、下ゆでなしで調理に使えます。お土産にこんにゃくを購入するようなら、併せて、おでん、刺身こんにゃく、湯豆腐などに合うゆずみそもおススメです。
このように、歴史とグルメを一度に体験できる旅って贅沢ですよね！ 大窪寺まではコミュニティバスを利用する方法も便利。詳細は四国八十八ヶ所86〜88番をコミュニティバスで行く「上がり三ヵ寺巡り」を参考にして下さい。