おふさ観音

四季折々の風景が楽しめるおふさ観音は、境内を仏様の世界にたとえ花曼荼羅と呼ばれています。ご本尊の十一面観音様に参拝すると、健康、厄除け、開運、良縁、学力向上など、様々なご利益があるといわれています。本堂には、十一面観音様以外に、下手観音様も祀られていて、下手観音様は、全国で数少ない北向きの観音様として有名です。この観音様は、ひとつだけ願いごとするとご利益があると言われていますよ。おふさ観音の絵馬は、とても可愛らしいバラが描かれた絵馬なので、願いごとも書いてみてくださいね。
おふさ観音といえば、バラ園が有名です。バラはおよそ3800種類咲き、境内がバラで埋め尽くされるほどです。春と秋にバラまつりが開催されます。
夏には、風鈴まつりが開催されます。風鈴まつりでは、境内に沢山の風鈴が飾られて、涼しい音色が響きます。鈴の音色には、厄除け効果があると言われているので、厄払いしたい人は、夏に訪れるのもおすすめです。おふさ観音には、鯉と亀がたくさん泳いでいる池や美しい回遊式日本庭園もあり、四季の風景を楽しめます。
境内の奥に進むと、大正時代に建てられた御殿造りを再現した茶房があります。日本庭園を眺めながら美味しいスイーツはいかがでしょうか。ここでしか飲むことができないバラジュースは人気です。売店もあり、売店ではバラの花びら入り羊羹やバラのカードなどが人気のお土産となっています。
バラまつり、風鈴まつり開催時のみとなりますが、生き人形の特別公開も期間限定で行われます。天才人形師と呼ばれた安本亀八作の人形は、本当に生きているかのようなリアルさで、今にも動き出しそうです。
見どころ満載のおふさ観音、境内をゆっくり散策されてみてくださいね。