長岳寺

多くの文化財と四季折々の草花が美しい



奈良に9世紀に建立された長岳寺には、千百八十余年の歴史の中で幾多の栄枯盛衰を重ねてきました。
今なお残されている文化財も多く、国指定重要文化財では建造物4棟、仏像5体、 奈良県指定文化財では建造物1棟、工芸品1品があります。その他未指定でも多くの文化財を有し、特に狩野山楽筆の大地獄絵図は圧巻です。
大門をくぐり両側に平戸つつじの生垣が続く玉砂利の参道を行くと、我が国最古の美しい鐘楼門につきます。上層に鐘を吊った遺構がある鐘楼門は、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物であり日本最古の鐘門です。
他に例を見ない法量の大きさ、図柄の精緻さ、各場面の描写の素晴らしさ、内容の豊かさは見るものを圧倒させます。
三悪道(地獄、餓鬼、畜生)や修羅道の世界が描かれ、毎年10月23日から11月30日まで本堂にてこの図が掛けられ、住職の現代風絵解き閻魔の嘆き、六道思想を現代に問うが行われます。
12,000坪の広くて静かな境内には四季折々の花の香りが漂い、多くの参拝者があとを断たない花と文化財の寺です。

長岳寺
所在地
奈良県天理市柳本本町508 
交通案内
◆車:西名阪自動車道天理ICから国道169号を南へ約6kmです
◆電車JR桜井線柳本駅下車、東へ徒歩20分です。(タクシー5分)
◆バス近鉄天理駅から桜井方面行き、近鉄桜井駅からは天理方面行きに乗り上長岡(かみなんか)
長岳寺で下車。 東へ徒歩5分です
定休日
年中無休
営業時間
午前9時〜午後5時まで
料金
大人:400円 大学生・高校生:350円 中学生:300円 小学生:250円 小学生未満:無料
電話番号
0743-66-1051


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