櫛引八幡宮

国宝や重文も多い、鎌倉時代創建の八幡宮



櫛引八幡宮は、青森県八戸市、旧櫛引村にある八幡宮で、1191年に六戸の瀧ノ沢村にあった神社が、1222年に現在の地に遷座したもの。他にも櫛引村には、810年ごろ坂上田村麻呂による創建の八幡宮があり、現在はここに合祀されているとされています。
南部氏領の総鎮守と崇められており、南部一之宮とも呼ばれます。
境内の八幡山に入ると圧倒されるのが樹齢100年以上の老杉と、江戸前期に則岡南部藩主によって建てられた社殿。桃山時代の影響を色濃く残す銅板葺きの本殿と、切妻四脚の正門、桁行7間梁間3間と大きく入母屋の旧拝殿、神明宮と春日社を合わせて、国の重要文化財に指定されています。
さらに、南北朝時代の紫糸威肩白浅黄鎧と唐櫃入白糸威肩赤胴丸などの国の重要文化財、1382年頃に作られたといわれる備州長船幸光銘の日本刀などをはじめとする青森県重宝などの文化財が多数あり、境内内にある国宝館で展示物としてみることができます。
年間通じて様々な祭祀がある中、旧暦8月の3日間行われている秋季大祭では、流鏑馬等様々な奉納行事も行われています。
毎年の初詣では青森県内トップの人出で賑わうパワースポットのほか、この神社が発祥といわれる民芸品の八幡馬は、日本3大駒としても広く知られています。
変わったところでは親子で楽しめる 鎧、巫女衣装着用なども行っており、日本人でもなかなか機会がない体験をすることもできます。

櫛引八幡宮
所在地
青森県八戸市八幡字八幡丁3 
交通案内
八戸駅より車10分
駐車場
あり
電話番号
0178-27-3053


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