宇津江四十八滝県立自然公園

冬も美しい48滝の渓谷の石畳を、徒歩で巡る



宇津江四十八滝県立自然公園は、岐阜県が設置する800haと広大な自然公園で、1936年に岐阜県の天然記念物指定の他、全国100選地、岐阜県名水50選地にも選定されています。
この公園名の宇津江四十八滝とは、標高1200mにある滝上川から流れだし、宮川の支流となり、急峻な岩や谷が狭くなった場所も多い宇津江川の流域で、非常に複雑な表情と、それぞれに伝説ももった多数の滝となって連なっているさまをあらわしています。
名のある滝としては13滝。滝めぐりハイキングの石畳コースでは、最初の魚返滝から13番目の上平滝まで、距離にして880m。山道ということもありのんびり歩いたとしても、片道1時間少々、途中展望台などもあり、休憩を取りながら進むこともできます。
比較的落差の大きな滝が多いことから、流域周辺には広く水しぶきが広がり、それぞれ、しぶき渓谷、あさもや渓谷、ゆうもや渓谷、かげろう渓谷と呼ばれています。苔などが美しいほか、クリンソウなどかわいらしい花姿で登山者をなごませてくれる植物も多種多様。
整備された歩道は途中にいくつも駐車場があり、もし途中で疲れてしまっても車を近くまで運べることもあり、歩きやすさ抜群。
また豪雪地では冬場の凍った滝の姿を見るには、普通かなりの危険が伴いますが、ここではスノーシューなどをつかってかなり楽に近づくこともでき、世代を問わず非常に人気がある観光スポットです。

宇津江四十八滝県立自然公園
所在地
岐阜県高山市国府町宇津江3235-86 
交通案内
JR飛騨古川駅又は飛騨国府駅から車で15分
定休日
冬季は降雪のため滝めぐり不可
料金
協力金 大人200円、子供100円
駐車場
あり
電話番号
0577-72-3948

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