槍ヶ岳

標高3180m、日本で５番目に高い山、槍ヶ岳。日本で５番目に高い山です。
北アルプスの中でもひときわ存在感を放つ鋭利な穂先をもつ、登山に目覚めた人ならきっと一度は憧れる山。

今回の動画はそんな槍ヶ岳へ岐阜側から登り、上高地へ下りるまでの景色をまとめた動画となります。 獲得標高2800m、総距離35kmを超えるかなりのロングトレイルです。
今回は人が少なめの岐阜側 新穂高温泉から登り、山頂直下の山荘で1泊し、上高地へ一気に下るルートとなります。
新保高温泉から登るコースは上高地側からに比べるとマイナーコースになりますが、槍ヶ岳に至る最短コースとなっています。
新保高温泉は槍ヶ岳だけでなく北アルプスの他の名峰への出発地にもなっているため、 お盆の1週間前かつ日の登る前に到着したにもかかわらず、駐車場はほぼ満車となっていました。
しかしマイナールートなだけあって登っている最中はほとんど人に会うこともなく、 日が昇る前の鬱蒼とした森の中を、クマの気配に怯えながら登ることになりました。
途中の拠点でもある槍平小屋に至るころには日も差してきて、一気にテンションもペースも上がって登ります。 といっても北アルプスらしい展望の良さはあまりなく、それなりの我慢が必要となります。
飛騨乗越と千丈沢乗越との分岐に差し掛かるころには展望が開けますが、この時は残念ながら雲がかかってきてしまい、 展望を楽しむことはあまりできませんでした。
しかも3000m近くなり空気も薄くなるため、少し歩いては息が詰まり休憩を繰り返しながら登ることになりました。 そして槍ヶ岳山荘に到達！するものの、雲で槍ヶ岳ははっきり見ることができませんでした。
山荘にチェックインを済まし荷物を置いて穂先にアタックを仕掛けます。なお穂先へ至る崖を登る際はヘルメットが必須となります。 そして念願の槍ヶ岳山頂へ！残念ながら展望は開けませんでしたが、それでも最高の達成感でした！
夕方ごろには雲も晴れ、夕日に照らされて黄金色に染まる槍ヶ岳の雄姿に心を打たれました。

そして次の日の快晴を確信。 朝は3時近くから山頂と山荘を望める岩上にカメラを設置し、最高の朝日をカメラに収めることができましたので、ぜひご覧ください。 そしてチェックアウトを済ませ、二度目の山頂アタックへ！
前日の曇りとは打って変わり快晴で、最ッッ高の360°絶景を堪能することができました！ そして名残惜しくも下りはじめます。下りは山荘で出会った方々に肩を押されて上高地側へ。 長い長い下りとなりましたが、上高地の美しい景色の中をゆっくりと歩くことができ、最高のトレッキングとなりました。 槍ヶ岳は登山を始めたらきっと一度は憧れる場所です。
興味のある方はぜひ行ってみてください！