東与賀海岸

有明海沿岸を真っ赤に染める塩生植物と野鳥の宝庫



佐賀県佐賀市東与賀町の東よか干潟がある有明海を望む東与賀海岸は、晩秋の有明海沿岸を真っ赤に染め上げるシチメンソウの群生地です。
シチメンソウは干潟に群生するアカザ科の一年草で、葉っぱがこん棒状に枝分かれして伸びた独特の形で、満潮時に潮をかぶり干潮時には干潟になる環境で生育する貴重な塩生植物です。
10月下旬には紅紫色になるため海の紅葉と呼ばれ、昭和天皇もその特異な性質と美しい紅紫色に大変興味を示されたとのことです。
また、シチメンソウ群生地の海側は渡り鳥のシギ・チドリ類の渡来数日本一を誇る。
11月頃になるとクロツラヘラサギ、ズグロカモメなどの絶滅危惧種を含む冬鳥たちが渡りの中継地、もしくは越冬地として飛来してくる。2015年5月には国際的に重要な湿地として、ラムサール条約湿地に登録されました。
海岸の展望台からは引き潮時に広大な干潟を臨め、干潟に夕日が照り映える美しい風景を見ることができる。遊歩道ではシオマネキやトビハゼを観察するなど自然と触れ合えます。

東与賀海岸
所在地
佐賀県佐賀市東与賀町大字下古賀 
交通案内
◆車
長崎自動車道佐賀大和ICから車で45分
◆電車
JR長崎本線佐賀駅からタクシー利用で30分
◆バス
佐賀駅バスセンターから市営バス東与賀行き乗車
バス停東与賀町役場前下車タクシー利用で10分
駐車場
あり
電話番号
0952-45-1022

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