細岡展望台

北海道道東の大自然を象徴する観光名所が釧路湿原。
ラムサール条約登録湿地を含んで、東京ドーム6200個の約29000haにわたる釧路湿原国立公園には、展望台が沢山。中でも最も評価が高いのがエリアの東端、釧路町にある細岡展望台です。
湿地の中の小山を意味するアイヌ語のタプコプに由来した達古武エリアにあり、JR釧路湿原駅目の前。
オシャレでムードある細岡ビジターズラウンジが併設されており、休憩コーナーや喫茶、絵画写真などのアート展示などでほっと一休みできる入場無料の人気スポット。テラス席を流れる風や鳥の声、予定外につい長居してしまう人が多いのも納得です。
展望台から北を眺めると、見渡す限りほぼ人工物が無い広大な釧路湿原が広がっています。釧路湿原を形作った釧路川の大蛇行がみられるほか、はるか彼方には煙を上げる雌阿寒岳雄阿寒岳、知床方面の摩周岳斜里岳の姿も。
春夏秋冬季節を問わず、シマリス、タンチョウヅルやコケモモなどの動植物風景、カヌーやリバーフィッシングなどのレジャーも楽しめます。
特に秋冬、空一面に群れが広く展開される白鳥などの渡りは、日本の他のエリアと比較しても必見の雄大さ。またいずれの季節も美しいのが、釧路の朝風景を象徴する霧と、阿寒の山並みに沈む夕日。
数キロ先には水芭蕉と北海道の夏を代表する花々で有名な達古武オートキャンプ場や、270°パノラマを誇る夢が丘展望台もあります。