北海道百年記念塔

江別厚別に広がる原生林内のモニュメント



北海道百年記念塔は、札幌市周辺では非常に貴重な原生林が残る、江別市と札幌市厚別区、北広島市の間に広がる野幌森林公園内、高さ100mの記念塔。
1968年に北海道開道100年を記念し全国の有名建築家たちの299案の中からコンペで選ばれて着工。道民たちの寄付により全体の約半分の建設費が賄われており、1971年から公開されてきました。
天を衝いて限りなく伸びる発展の勢いを表現する二次曲線モチーフのラインと、壁面には風雪と戦った歴史の流れを表現するおうとつ、塔をスライスすると北の漢字が断面として浮き上がり、その下には六角形の雪の結晶型が。さらにその下には、タイル貼りの池がデザインされています。
表面までが大規模鋼材による積雪地での当時の建設物としては、非常に注目を集める存在であると同時に、意匠面でも世界の建築マニアが今も見学に訪れ続けるほどの個性派物件。
8階にはエレベーターで移動できる展望台があり、石狩平野が見渡せる景観で人気。ですが近年は老朽化のために立ち入り禁止となっています。
野幌森林公園にはいくつかの出入り口がありますが、トンボなどをはじめとする昆虫の楽園や、モモンガ、エゾフクロウ、野鳥観察、水芭蕉などの湿地風景、泥炭も多い石狩平野だけに特徴的な原生林など、生物環境的にも非常に貴重なエリアもある他、北海道博物館開拓の村にも隣接。
静かな北海道観光におススメのスポットです。

北海道百年記念塔
所在地
北海道札幌市厚別区厚別町53-2 
交通案内
JR千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行で約13分(開拓の村入口、野幌森林公園、記念館入口、開拓の村下車)
料金
展望室は入場無料
駐車場
無料あり
電話番号
011-898-0466


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