扇森稲荷神社

藩主を救った御神霊の名がついた神社



温泉どころで有名な大分県にある扇森稲荷神社。日本10大稲荷にも数えられ、商売繁盛・家内安全・学業成就などのご利益がある神社として多くの参拝客が全国から訪れ、また別名こうとうさまとも呼ばれており地元の人に親しまれています。
なぜこうとうさまと呼ばれているのか、それは天保年間(1830〜1843年)まで遡ります。第12代岡藩主の中川久昭公の枕辺に御神霊が現れ明日の登城は危険であると告げて消え去りました。次の日、登城の途中で暴漢に襲われましたが、その御神霊のお告げを信じ十分に警戒をしていたので事なきを得ました。
この出来事で久昭公は稲荷神社の御神徳にとても感謝をし、社を新たに造営し、社号を扇の森稲荷神社としました。しかし、御神霊が我は稲荷狐頭源大夫なりと名乗ったことから、通常は狐頭様と呼んで信仰していたことから狐頭様(こうとうさま)と呼ばれるようになりました。

扇森稲荷神社
所在地
大分県竹田市拝田原811 
交通案内
◆電車
JR豊肥本線 玉来駅より車で約5分
◆車
大分県大分市より約60分
駐車場
あり
電話番号
0974-63-1588


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