恐山

地獄と極楽、両面を体感出来る霊場



比叡山や高野山と並び日本三大霊山の一つとされる恐山。
皆さんは恐山というとどういうイメージをお持ちでしょうか。オカルト?心霊?いろいろなイメージが先行する恐山ですが、そこは不思議な雰囲気のスポットなのは確かなのです。謎に包まれた恐山を少しご紹介いたしましょう。
まず恐山とは、青森県の本州最北の下北半島の中心に位置する標高800メートル以上の活火山で、山全体が霊場になっている場所です。ま
た、恐山と言う名前は実は正式ではなく、正式には恐山菩提寺といいます。そんな恐山に行くにはまず入り口の三途の川が流れる赤い太鼓橋を渡っていきます。この川を渡ればそこからあの世となり、現世に戻ることは出来なくなる境目です。
川の近くには奪衣婆(だつえい)と懸衣翁(けんえおう)の老夫婦の石像が建っており、少し恐ろしい雰囲気を醸し出しています。入山料を払いその先へ行くと立派な山門が見ることが出来ます。
山門をくぐった先の境内には136もの地獄が火山岩で形成されており、賽の河原や無間地獄など聞いたことのある様々な地獄を見ることが出来ます。しかし、ここで終わらないのが恐山、地獄もあれば極楽のような場所ももちろんあります。
恐山菩提寺に隣接する宇曽利山湖(うそりやまこ)は白い砂浜が美しく、極楽浜とも呼ばれています。そして、極楽と言えば温泉!ここ恐山には恐山温泉と呼ばれる秘湯もあるんです。また、湯治場としても知られ、入湯した人の中には皮膚炎が治ったといった例があるそうです。
秋には周囲の山々が一斉に色づき、紅葉スポットという一面をもつ恐山。怖がらずに一度訪れてみてはいかがでしょうか?

恐山
所在地
青森県むつ市田名部宇曽利山3-2 
交通案内
JR下北駅より車で約40分
営業時間
開山: 5月1日から10月中旬 (6:00〜18:00)、10月中旬から10月31日(6:00〜17:00)
料金
入山料:500円
電話番号
0175-22-3825

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