最上峡

かの松尾芭蕉も詠んだ最上川にある渓谷



最上峡は、山形県を流れる最上川にある出羽山地を東西に分ける渓谷で、戸沢村から庄内町の間、約15?の区間のことを指します。
辺り一帯は最上川県立自然公園に指定されており、このエリアはもともとかなり流れの急なエリアでした。
ですが古くより、雪解け期や大雨などによる災害も多く、古くから度重なる治水工事が行われた結果、現代までにその流れはかなり緩やかになったといわれています。
現在も上流部では山間を縫うように川が流れていますが、最上峡エリアでは、流れは緩やか川幅も広くなっています。山自体が大きく、また全体が樹種豊富な深いみどりに覆われており、両岸から急峻な斜面が迫ってくるようなスケールの大きな景色を楽しむことができます。
春の山桜、夏の深いみどり、秋の紅葉、冬の雪景色や霧氷など、いつの季節も美しい風景。
松尾芭蕉の句に、五月雨を集めて早し最上川があること。そしてこのエリアはさらにドイツのライン川になぞらえて、芭蕉ラインともよぶ人もあります。
日本の船下りとしては有名な、最上川芭蕉ラインのアクティビティもありますが、こちらも同様に、ライン川クルーズになぞらえたものだといわれています。
流域から白糸の滝を仰ぎ見ることもでき、その美しさや観光地満足度には定評があります。

最上峡
所在地
山形県最上郡戸沢村大字古口270 
交通案内
◆電車
古口駅より徒歩5分
◆車
村田ICより約120分
駐車場
あり
電話番号
0233-72-2110

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