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内成棚田
千枚田の棚田が映し出す原風景
傾斜地にある稲作地の集積を棚田といい、狭い田んぼが重なって一目で見渡せる段々畑のようになっています。
山が多い大分県は棚田が多く、農水省認定の日本の棚田百選のなかに、大分県からは内成のほか由布市の由布川奥詰、豊後大野市の軸丸北、玖珠町の山浦早水、宇佐市の両合、中津市の羽高の6ヵ所が選ばれ、全国でも五本の指に入る数の多さです。
大分県は内成にある内成棚田は戦国期から江戸期にかけて開かれ、総面積は40余ヘクタール、水田およそ1000枚とまさに千枚田と言われている。これを60戸の農家で維持しており、平均勾配はほぼ10分の1、つまり水平距離10メートルで1メートル高くなる傾斜です。
初夏から棚田には水が張られ、田ごとに野山や月を映し、盛夏には緑の風、秋には黄金色の穂波とヒガンバナが赤く彩る棚田は見ごたえ抜群です。
景色だけではなく、国土の保全や生態系の保護にも欠かせない。さらに地区では、棚田米のブランド化で高い付加価値を目指している。
内成棚田
- 所在地
- 大分県別府市内成
- 交通案内
- JR別府駅から車で約20分