赤木城跡

藤堂高虎が築城した中世と近世の城郭



三重県は熊野市紀和町にある赤木城は、築城の名手・藤堂高虎によって作られた、中世と近世の築城法を併用した平山城です。
紀州を平定した豊臣秀吉が、熊野地方の木材を確保するために山奉行 北山代官に任命した築城の名手 藤堂高虎に築かせた城です。
藤堂高虎の築城だけあって、尾根を利用した郭配置は中世山城の様相を引き継ぐ一方で、高く積まれた石垣や発達した枡形虎口や横矢がかりなど近世城郭の要素が見受けられます。
1989年(平成元年)に国指定史跡となり、赤木城公園として1992年(平成4年)から13年間かけて石垣の積み直しなどの復元整備を行っています。あわせて平成7年から15年まで発掘調査が行われ、天目茶碗や砥石、釘などが出土しました。
眼下には棚田が広がっており昔ながらの風景を見ることができ、主郭には桜が植栽され、春には桜の名所をして多くの観光客で賑わいます。主郭を中心とした三方の尾根上と裾部に郭を設けているので、秋から冬にかけては朝もやに浮かぶ雲海が見れ、天空の城として幻想的な雰囲気を演出します。

赤木城跡
所在地
三重県熊野市紀和町赤木 
交通案内
・JR紀勢本線 熊野市駅から車で約35分
・紀勢自動車道 熊野大泊ICから車で約40分
料金
無料
駐車場
あり

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