小浜城

城址から眺める素晴らしい絶景



小浜城は万木城主の土岐頼定が伊南領を守るために、家臣の鑓田美濃守勝定に命じて築かせた支城です。
東・南・北の三方が太平洋を臨む八幡岬に建てられ、海面から50メートルに及ぶ断崖絶壁は天然の要害である。
戦国末期、鑓田氏は里見氏に属しており、里見義頼の命を受けて北条氏と戦っていましたが、相模国三浦に遠征したすきに北条方の正木頼忠に攻められ落城しました。その後、本多忠勝が大多喜城主になった頃、小浜城は本多氏に攻略され廃城となっています。
現在、海に突き出した台地を中心に、一番高い所にあった本丸跡には小浜八幡神社が祀られています。
その南に一段低い郭があり、小郭の跡(居館跡)が段々になって形成されている、城自体が船溜りを備えた典型的な中世の砦であったことがうかがえます。
さらに切り通しになっている虎口の土塁はコンクリートで固められていますが見事で、神社からは海岸や海など素晴らしい絶景を眺めることができます。

小浜城
所在地
千葉県いすみ市大原10439 
交通案内
・東金有料道 東金ICより車50分
・JR外房線 大原駅より徒歩15分

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