千葉城（亥鼻城）

千葉城は、千葉県千葉市中央区に居館を構えた平山城です。
城域は亥鼻公園から千葉大学亥鼻キャンパスを含む広大な領域が城跡であり、地名をとって亥鼻城跡とも呼ばれています。
平安時代に千葉氏の初代当主である千葉常重が下総国（現在の千葉市中央区亥鼻町）に居館を構えました。
現在は、天守が千葉市立郷土博物館として、周辺が歴史公園 亥鼻公園、茶室及び庭園を備えたいのはな亭など整備されています。
また土塁、堀切などが現存する城跡は市の文化財に指定されています。
突端の構造が猪の鼻に似ている、あるいは亥の方角を向いていることから、亥鼻の名があります。突端部には神明社と亥鼻城跡の碑があり、神明社のある郭は物見の跡と伝えられています。
模擬天守である千葉市立郷土博物館では、千葉市および千葉氏に関する常設展示のほか、企画展示も行っており、5階の展望室からは千葉市内を一望することができます。