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妖怪伝説

妖怪伝説について詳しく解説



「妖怪」というキーワードを耳にした時、思わず連想してしまうイメージといえば、「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪ウォッチ」という人が比較的多いかもしれません。もっと昔からのイメージなら、カッパや天狗という人も中にはおられるでしょう。

これらの中でも「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「こなきじじい」は、徳島県三好市山城町の出身ということで、世間での認知度も高いそうです。ということでこの町では昔から、妖怪伝説に関連するエピソードが語り継がれてきました。

ちなみに「世界妖怪協会」という組織があるのですが、こちらの後世に継承したい「世界怪遺産」の3都市の中に選定されていますね。あわせて、この「世界妖怪協会」の会長は、著名な漫画家の水木先生だそうです。

世界で3都市に指定されているということは、あとの2都市が気になるところですが、それは岩手県遠野市と鳥取県境港市になります。これらの3都市が連携して、「怪フォーラム」というイベントを、現在に至るまで開催されてきました。

このイベントではお化け大学校講師の京極氏による朗読や、作家の荒俣氏による魔除け講義など、盛りだくさんの内容になっておりますね。鬼太郎はじめ、ジバニャンやタヌキなど、妖怪キャラクターの豪華ラインナップというイメージでしょうか?

ある年のイベントをのぞいてみると、「暮らしに寄り添う妖怪伝説の次世代への伝承」というテーマのもと、「妖怪大談義」のコーナーでは前述の3都市の子どもたちも登場して、会場は大盛り上がりということでした。

中でも三好市市内にある小学校の子どもたちは、「妖怪アプリ」なるものを独自に開発され、そこへ自分たちの声を録音したり妖怪風のイラストも描いて、「現代版 妖怪伝説」をみごとに表現されていました。

上記以外にもオリジナル製作となる、「妖怪スイーツ」も会場販売されて、大盛況のうちに完売したそうです。これは地元ホテルと小学校の子どもたちとの、合作スイーツということで地元の方の反響も大きかったみたいですね。

そもそもこの妖怪伝説というのは、幼い子どもたちが夜道や暗がりなど、危険な場所へ足を運び入れないように、大人のそういう願いから語り継がれてきたものになるわけですね。それぞれの時代に合わせて、妖怪のイメージやキャラクターは変遷していっても、子どもの無事安全を祈る気持ちは今も昔も同じだと思います。今後のイベントが実施されるタイミングで、ぜひ足を運んでみてください。

妖怪伝説

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