日本には歴史的な建造物や当時を感じさせる風景の残されているスポットも少なくありません。このような歴史を感じさせるスポットを自宅からでも手軽に探索できる新たなアプローチに注目が集まっています。それはVRを使った手法です。歴史を学ぶだけでなく、手軽にタイムスリップできたり旅行気分を味わえたりと様々なところで活用されています。
歴史VRの楽しみ方
歴史VRのコンテンツはすでにいろいろと登場しています。歴史的な観光地にアクセスするだけでなく、当時の風景をバーチャルの世界で再現できるようなコンテンツも見られます。
現地をバーチャル体験できるサービス
奈良県の北西部、大阪府に接している町に王寺町があります。聖徳太子のゆかりの地としても有名で、町内には世界遺産や歴史的建造物がいろいろとあります。このような観光スポットをVRで手軽に体験できるサービスが出てきています。王寺町には明神山というところがあるのですが、こちらの山頂からは世界遺産や歴史的建造物を一望できます。しかも360度すべての風景を自分の好きなように眺められます。
江戸時代の旅行もたどれる
VRのいいところは場所だけでなく、時代も超えて手軽に散策できる点です。「鞆旅～江戸時代を旅する鞆の浦～」という無料端末アプリがあるのですが文字通り、VRを通じて江戸時代の鞆の浦の様子を体験できるとして話題になっています。臨場感あふれるので、本当に江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を味わえます。おさらいクイズなども用意されているので、旅行感覚で鞆の浦に関する歴史を勉強できるのもおすすめポイントです。
外国人向けの歴史を堪能できるVRも
コロナ禍でここ数年はストップしていますが、インバウンドで外国人観光客も積極的に受け入れています。その中には日本の歴史を堪能できるようなVRコンテンツも出てきています。
日本遺産を堪能できるVR
日本政府観光局では「日本遺産特設サイト」を立ち上げました。その中で世界的に著名な文化財から知名度はないものの隠れた日本の名所について、VR体験できます。美しい動画で臨場感がありますし、細かな解説もついているので日本の歴史について学習できるコンテンツに仕上がっています。
ほかの情報を網羅
歴史だけでなく、ホテルやグルメなどの情報も出てきます。外国人が今後旅行した際のシミュレーションできるのも魅力です。順次日本遺産をアップしていく予定なので、日本の歴史に興味のある人は要チェックです。
まとめ
日本の歴史に関するVRコンテンツもここで紹介したようにいろいろ充実しています。自宅に居ながらにしていろいろな歴史的スポットを散策できるので、空き時間を使って日本史を楽しく勉強しませんか？