西寒多神社

ふじやつつじなど自然の中にたたずむ神社



西寒多神社は旧国幣中社、豊後一ノ宮として広く知られています。
由緒は、神功皇后が朝鮮半島南部は三韓に兵を進めて帰陣の折、西寒多山(現在の本宮山)に行幸して四方の山々を御覧になり、そこに一本の白旗を立て、その後人々はそれを敬ってその地に端垣を結び、聖地として崇めるようになり、やがて応神天皇の御代にこの地に宮殿を建立するため朝廷に願い出て、勅許を得たとされる。
勅を奉じた武内宿禰は応神九年、豊後国に下向して宮殿の建立に当たったとされ、さらに7世紀の中ごろ、藤原鎌足が百済救援のため豊前国仲津郡まで来た折、霊夢のお告げを受けて西寒多神社を参拝した。
その際に老巧化した社殿を修築し、太刀一振りと八幡舞面を奉納した。
以後、在地の有力武将の信仰はあつく、大友家初代能直を初めとする歴代大友氏の尊崇を集め続けた。応永15年(1408)には、大友家第十代の新世は尊崇のあまり社殿を山麓の現在の地に遷した。
江戸時代には、この地を領した延岡藩の牧野氏、次いで内藤氏の信仰厚く、たびたび神殿の改修修繕が行われた。
境内は、市指定名木で樹齢450年余りのふじや、樹齢100年余りの数百株の平戸つつじなど自然があふれ、本宮山奥宮まで6キロの登拝路は、ハイキングコースとしても快適です。

西寒多神社
所在地
大分県大分市寒田1644 
交通案内
◆電車
大分駅前3、4、5番のりばから、寒田(そうだ)・ふじが丘行きで約30分、ふじが丘南下車より徒歩約15分
◆車
・大分駅より車で約30分
・光吉ICより車で約10分
営業時間
9:00〜16:30
駐車場
あり
電話番号
097-569-4182


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