鼻顔稲荷神社

長野県東信地方、群馬県との県境に位置する佐久市。その佐久市に京都の伏見稲荷・愛知の豊川稲荷・佐賀の祐徳稲荷・茨城の笠間稲荷と並び日本五大稲荷に数えらる鼻顔稲荷神社があります。約440年もの前に京都の伏見稲荷からの御分霊を祀ったことが始まりとされています。
参道の入り口近くに無料の駐車場が完備されているのがありがたいポイント。赤い鳥居をくぐって進むと真っ赤な外観が印象的な神楽殿が姿を現します。その先の階段を登ると御姿殿が目の間に見えます。その中には巻物を咥えた子持ちの稲荷が鎮座しており、参拝客を出迎えてくれます。その先にある本殿は京都の清水寺と同じく切り立った断崖に建物が建てられる懸崖造りとしれ知られ、拝殿・社務所などが並んでおり当時の建築技術の高さが伺えます。ご利益としては厄除けを始めとして商売繁盛・家内安全など様々な分野で信仰されています。
また毎年2/11には2月最初の午の日に行われる初午祭りが開催されます。参道にはだるまや縁起物の露天が並び多くの参拝者で賑わい、商売繁盛や家内安全などを願います。
境内にはこれぞ稲荷神社といった赤い鳥居が連なっている場所もありますのでお見逃しなく。

神社の上には鼻顔公園があり、遊具やテニスコートが整備されていて市民の憩いの場となっています。
公園の一角には小規模ながら伊勢神宮を祀る大神宮神社があります。伝承によると岩村田地区では最古の神社となるとのことなので、ぜひそちらも併せて参拝していただけたらと思います。