田原坂公園

田原坂公園は、明治維新の後、明治10年（1877）に起きた最後にして最大規模の士族内乱 西南の役で激戦地として伝わる古戦場 田原坂に作られた公園です。
民謡 雨は降る降る人馬は濡れるでも有名な官軍と薩軍との攻防は、17日間行われた田原坂の戦いだけでも1日当たり32万発の銃弾が使われ、西南の役全体での戦死者は両軍合わせて約14000名にものぼりました。
現在、春には桜やツツジが咲く美しい公園に整備され、西南の役に使用した銃器、弾丸等の遺品を集め展示してある田原坂資料館、官軍と薩軍を一同に祀った慰霊塔や美少年の銅像があります。
公園全体に点在する両軍の基地などその激しい戦いの跡が見られ、平和の大切さを感じながら歴史散策することができます。