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具志頭城跡

沖縄戦の爪痕を伝える城跡



沖縄本島南部に位置する八重瀬町。その海沿いに具志頭城跡(ぐしちゃんじょうせき)があります。
具志頭城は14世紀の中期ごろに築城され、代々具志頭按司の居城であったと伝えられています。
城跡とはいってもその遺構は殆どなく、今は具志頭公園として整備されています。

展望台からは公園を見渡すことができ、芝生広場の向こうには青い海が広がっています。
芝生広場には東家があり、家族でのピクニック等で利用されています。

またこの広場には「高知県所有地」という立札があります。これは、高知県出身戦没者ゆかりの地であった具志頭の丘の村有地を高知県が買取り、高知県出身の戦没者の慰霊碑である土佐之塔を建立したという経緯があるそうです。

他にもこの具志頭村は山梨県出身の戦没者が多かった事から甲斐の塔という慰霊碑も建てられています。さらには具志頭町出身の戦没者の慰霊顕彰碑もあり、その名前の数がこの地がいかに激戦地であったかを物語っています。

また少し回り道をすると浜に降りることができます。
このあたり一体は具志頭園地(ぐしかみえんち)と呼ばれ沖縄戦跡国定公園の一部となっています。

誰しもが犠牲者となる戦争は2度と繰り返してはいけないという確固たる想いが感じられる場所です。
また沖縄に訪れた際にはドライブの休憩で立ち寄って慰霊碑に手を合わせて頂きたいです。

具志頭城跡
所在地
沖縄県島尻郡八重瀬町具志頭 
交通案内
那覇バスターミナルからバスで40分
定休日
営業時間

料金

駐車場
無料
電話番号
098-947-6005


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