天念寺

奇岩が取り囲む修厳と祈願の寺院



六郷満山の中山本寺である天念寺は、大分県豊後高田市にあり、養老2年(718年)仁聞菩薩によって開基されたといわれ、修厳と祈願の寺院として栄えました。
天念寺の伽藍は、本堂・庫裡・講堂・六所権現社(現:身濯神社)からなっていましたが、本堂と庫裡は昭和16年10月1日の集中豪雨で流出してしまい、現在は講堂と六所権現が残る形となっています。
天念寺がある一体は、奇岩が立ち並び寺の背後にある天念寺耶馬には、無明橋という昔修験者の修行の場となっていた石の橋が架かっています。
かつては六郷満山の修行場であり、現在は関係者以外の立ち入りを禁止しています。
また天念寺では、毎年旧正月に行われる修正鬼会(しゅじょうおにえ)が有名です。
赤鬼や黒鬼に扮した僧侶が、松明をもって講堂を暴れ、火の粉が舞い散る火祭りで、五穀豊穣や無病息災を願って行われます。
鬼にお尻や肩を叩かれると、無病息災のご利益があるそうで、毎年多くの人で賑わいます。

天念寺
所在地
大分県豊後高田市長岩屋1152 
交通案内
宇佐駅からタクシー
駐車場
あり

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