大門坂

熊野古道中辺路にある熊野那智大社参道



大門坂は、和歌山県那智勝浦にある熊野那智大社参道のうち熊野古道中辺路にある坂道のことです。
熊野古道の中には舗装され車で通行できる場所もありますが、ここは樹齢数虐年の杉木立の中をかつて敷かれた石段石畳を踏みしめながら歩くことができる約1?の古道。
熊野古道の面影を最も残しているところとして有名で、かつてはこの坂の入り口に大門があり、参詣者から通行料をあつめていたことが、この大門坂の由来とされています。
歩いて行くと樹齢800年、生きた幹の門のようにそびえたつ夫婦杉や、樹齢300年を超えるといわれる木漏れ日の杉林が広がります。春夏秋と石段石畳や木々の足元は苔生し、歴史情緒をより深く感じさせます。
また沿道には、九十九王子最後の一社である多富気王子や、十一文関跡、そして大門坂を上りきると、西国33か所第1番札所那智山青岸渡寺と熊野三山の熊野那智大社が見えてきます。
日本一の高さを誇る那智滝にも近く、軽装で登れることから人気の観光スポットとなっています。

大門坂
所在地
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 
交通案内
JRきのくに線紀伊勝浦駅下車 バス20分
電話番号
0735-52-0555

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