白山

北陸の名山のお池巡り



日本三霊山の1つであり、岐阜・石川・福井・富山にまたがる名山・「白山」。

山一帯が国立公園にも指定されており、山頂のお池巡りや美しい花畑が楽しめる山です。
今回は石川県側の別当出合から白山室堂を経由し、御前峰と大汝峰を周遊する登山となります。
2019年の紅葉のシーズンだったこともあり、4時半に市ノ瀬ビジターセンターのバス乗り場に着いたころには、すでにバス待ちの列ができていました。
市ノ瀬ビジターセンターからバスに乗り、別当出合の登山口まで移動し、夜明け前からの登山となっています。 別当出合から山頂を目指す場合、獲得標高は約1,700m、歩行距離約15kmの長丁場の登山になります。 体力に自信のない方は、途中の室堂ビジターセンターに宿泊して登ることをお勧めしますが、途中には休憩する場所も多くあり、絶景をゆっくりと堪能することができると思います。
別当出合から2時間ほど森林の中を登ると、黒ポコ岩と呼ばれる岩にたどり着きます。 そこからは弥陀ヶ原と呼ばれる湿原が現れ、一気に視界が開けます。
室堂ビジターセンターを過ぎると一気に斜度が大きくなり、また標高もかなり上がってきていることから体力的にかなりきつくなります。 しかし遮るもののない視界と、眼下に広がる雲海を楽しみながら登り、たどり着いた白山最高峰・御前峰からは山頂のお池を見渡す360°の大パノラマが楽しめます。
御前峰からもう一つの峰である大汝峰に向かう場合は、一度大きく高度を下げていくことになります。 途中はガレ場になっており登山道も分かりにくいため、注意しながら下りていきましょう。 下りた先では紺屋ヶ池や翠ヶ池などの7つのお池巡りを楽しむことができます。 お池を過ぎると大汝峰の麓にたどり着きます。大汝峰の登りはかなりのガレ場になっており、赤い丸印を確認しながらジグザグに登っていきます。
稜線に出てしばらく歩くと、大汝峰の山頂にたどり着きます。 御前峰とは逆側から見るお池と、遥か彼方まで広がる雲海が最高でした。

白山はかなりの長丁場の登山になりますが、特別危険な場所も少なく、ゆっくり体力管理しながら登れば初心者でも安全に登れる山だと思います。 この絶景に興味の出た方はぜひ行って見てください!

白山

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