徳島県のサンゴ群集

徳島県にサンゴが生息しているのはご存じでしょうか？徳島県の南端にある海陽町竹ケ島周辺には、貴重なエダサンゴを中心としたサンゴ群集がみられます。ここでは竹ケ島のサンゴ群集とその楽しみ方についてご紹介します。

徳島県竹ケ島のサンゴ群集について
徳島県の南端に位置する海陽町竹ケ島周辺には、サンゴ群集が数か所確認されています。主にエダミドリイシから成るこの群集は、エダサンゴの生息地として全国的にも貴重なものであり、1972年に阿波竹ケ島海域公園に指定されました。サンゴの生息する海域は、暖流である黒潮の流れの関係で非常に透明度が高く生育に適した条件がそろっていたため、サンゴが群集化したものと考えられています。

サンゴの保護活動について
エダミドリイシの生息地として知られた竹ケ島のサンゴ群集ですが、1980年代に海水温の低下によりエダミドリイシが白化してしまい、サンゴ群集が失われる危機に瀕しました。その後の調査で少しずつエダミドリイシが増えてきていることが分かり、2000年代から保護活動が盛んにおこなわれています。竹ケ島海域公園自然再生協議会ではエダミドリイシの採卵・育成や移植事業を行い、サンゴ群集の保護につとめています。

貴重なサンゴ群集を海中散歩で楽しむ
竹ケ島周辺は、マリンスポーツが盛んな地域です。釣りやサーフィンだけでなくシュノーケルやシーカヤック・SUPなども楽しめるエリアとなっています。マリンジャムという観光施設をベースに、シーカヤックやSUPで海の上からサンゴを見ることができます。
海中からサンゴ群落を楽しむのなら、シュノーケルがおすすめです。静かな海中を進みながら、目の前でサンゴ群集を楽しむことができます。水の中が苦手という方でも海中観光船がありますので、ぜひ海中からサンゴ群集を眺めてみてください。

まとめ
徳島県竹ケ島のサンゴ群集についてご紹介しました。日本でも貴重なエダミドリイシの群集地であり、シュノーケルのスポットとしても知られています。温暖で静かな海中にたたずむサンゴは悠久の自然の営みを感じさせてくれるでしょう。シーカヤックやSUPで海上から、シュノーケルや海中観光船などで海中からサンゴ群集を楽しんでみてください。心も身体もリフレッシュできますよ。ぜひ徳島県海陽町へお越しください。