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牟岐町

夢と緑と黒潮のまち



牟岐町は、徳島県南東の海岸沿いに位置します。
北側の町境には、標高884mの胴切山、矢筈山、五剣山等の山々が連なります。
周囲の山々から発する牟岐川の流域となっており、古くから農業が盛んに行われてきました。
南側の海岸は、大部分が切り立った断崖になっており、昔は土佐街道の難所でもありました。
現在は国道が整備され、牟岐町から美波町に至る延長17kmは「南阿波サンライン」と呼ばれています。
海岸線に沿って走る起伏にとんだその道は、眺望の美しいドライブコースとなっています。
また、11月には「南阿波サンライン黒潮マラソン」も開催されています。
豊かな自然に彩られた牟岐町は、自然との共生によるまちづくりをめざして、現在も整備が進められています。

牟岐町の沖合いに浮かぶ3つの島
牟岐町から海陽町に広がる海岸・八坂八浜は、室戸阿南海岸国定公園に指定されています。
そこから見える風光明媚な3つの島を求め、多くの観光客が訪れます。

・暮らしのある島
牟岐港から連絡船で約15分の出羽島は、3島の中でも唯一、有人の離島です。
島の周囲には遊歩道が設けられており、潮騒を聞きながらの散歩が楽しめます。
その途中、島の南にある出羽島灯台からは、東に紀州、西に室戸、南に太平洋、北には四国山地の大パノラマが広がります。

・姫神の島
大島は、牟岐港から約8km、船で30分のところにある無人島です。
釣りの名所として名高く、周囲は約8 kmにおよぶ3島の中で一番大きな島です。
暖かい黒潮の流れと点在する無数の岩礁は、イシダイ、グレ、イサギ、アイなどが生息し魚種も豊富です。
島は個人所有の為、無断で立ち入る事はできません。
定期便も無いため、事前にダイビングクラブや渡船業者に依頼する必要があります。
大島には「姫神」という奇岩があり、 毎年夏には海上安全や豊漁を祈願する「姫神まつり」が行われています。

・天然記念物の島
津島は、出羽島から北東約2kmに位置する小島です。
地形は、中央が細く東西2つにに大きく分かれています。
津島には、国の天然記念物であるシイの自然林があり、その他にもアコウ、オオムラサキシキブ、シラタマカズラなどの珍しい暖地性植物群落を見ることができます。
大島・津島周辺は海中公園に指定されており、色とりどりのサンゴや熱帯魚を見ることができます。
そして、大島付近ある世界最大級のコブハマサンゴは、高さが10mほどに成長し「千年サンゴ」として親しまれています。

まとめ
牟岐町は他にも、観光スポットがあります。
大日大聖不動明王を本尊とする「正観寺」は、「八大地獄」を立体で表現した展示で、地獄めぐりを体験することができます。
「貝の資料館 モラスコむぎ」は、県産のスギやヒノキを使って建てられた木造建築で、約2,000種、6,000点に及ぶ世界中の貝や化石標本の展示があります。
ここでは、日本三名宝と呼ばれるテラマチダカラ、ニッポンダカラ、オトメダカラの貴重な貝を見ることもできます。

牟岐町

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