海陽町

徳島県の南端に位置する海陽町は、古くから海運により栄えてきました。また日本有数のサンゴ群集を有する自然豊かな地でもあります。ここでは海陽町の魅力と観光スポットについてご紹介します。

歴史ある町、海陽町
海陽町の歴史は古墳時代までたどることができます。徳島県指定史跡である大里古墳は六世紀末のものとされています。また中世には海運において重要な地位を占め、主に木材の運搬が盛んでした。大里古銭は、14世紀後半に埋められたものとみられ、その大量の古銭から当時の繁栄をしのぶことができます。当時勢力を持っていた海部氏に奨励された海部刀も有名です。

竹ケ島のサンゴ群集
南端に位置する竹ケ島周辺にはエダミドリイシを中心とするサンゴ群集が広がっています。この海域は阿波竹ケ島海域公園となっており、本州でも貴重なサンゴ群集の保護が行われています。シュノーケルやシーカヤックなどで美しいサンゴ群集を見ることもできる、自然いっぱいのスポットです。

阿波海南文化村で歴史と文化に触れる
海陽町にある阿波海南文化村は、海南町の歴史や文化に触れることのできる複合施設です。海陽町立博物館では、大里古墳のジオラマや日本有数のコレクションである海部刀、7万枚に及ぶ大里古銭などの展示品を通して、海陽町の歴史に触れることができます。また施設内には木工や藍染を体験（予約制）できる場所やフードスペースもあり、1日楽しめる場所となっています。

マリンジャムで竹ケ島のサンゴ群集を見に行こう
マリンジャムは、竹ケ島にある観光施設です。シーカヤックやシュノーケルだけでなく、最近注目のSUPも楽しめます。シーカヤックやSUPで海上から、シュノーケルで海中からサンゴ群集を楽しむことができます。また海中観光船も運航しており、水が苦手という方でも楽しむことができます。

まとめ
ここでは徳島県海陽町についてご紹介してきました。古くから海を中心に栄えてきた海陽町は、歴史や自然に恵まれた場所です。気軽に歴史やサンゴに触れられる観光施設なども整備されていますので、たっぷりと海陽町の魅力を味わうことができます。のんびりもアクティブにも、1年を通して楽しめる海陽町へぜひお越しください。