安倍文珠院

奈良県桜井市にある安倍文珠院は、日本三大珠のひとつです。日本最大の文殊菩薩像があることでも有名で、高さ7メートルの像は圧巻です。獅子に乗り海を渡るところを再現した5体の像は、国宝に指定されています。
境内の本堂は、桜井市の指定重要文化財です。お参りの前に抹茶のおもてなしをいただくことができ、落雁とお抹茶で、一息つくことができます。
金閣浮御堂は、少し珍しい参拝方法が有名です。七まいりと呼ばれていて、堂のまわりを7周してから7枚のおさめ札を納めます。ここでは、魔除け、方位災難除けなど7つの災難除けができるので、参拝しておきましょう。
日本古代のお墓である古墳も見ることができます。中に入ると、石が積み上げられていて、しっかりした造りに驚くでしょう。古墳は、安倍倉梯麻呂のお墓ではないかといわれています。縁結びのご利益があるという白山堂があり、日本神話で縁結びに登場する白山菊理姫が祀られています。展望台に行くと、奈良の山々を一望できます。
安倍文珠院では、季節のイベントも行われていて、お茶会などもあります。イベント開催時に訪れると、また違った雰囲気が楽しめるでしょう。