寒風山回転展望台

秋田県北部で日本海側につきでた男鹿半島中央部、ちょうど北の先端入道崎と東の丸い八郎潟干拓地のほぼ中央。標高355mの寒風山に立つ、緑の屋根の山小屋風の建物が、寒風山回転展望台。
この展望台は、1964年に開設され、内部には、土産物店や八郎潟干拓事業の資料や写真の展示ホール、男鹿半島の資料をまとめた展示室、しょっつるやハタハタ、稲庭うどんなどの地元の名産品が楽しめるレストランなどがあり、らせん階段で4階の展望台まで移動するスタイルです。
4階部分は1周13分の円形回転展望台となっており、座ったままで青い日本海や夕暮れの風景などが見られます。
西向きでは寒風山の緑に、なまはげ発祥の地として有名な真山、入道崎に続くスケールの大きな景色と、日本でも地質的に珍しいマールの目潟火山やタフリングが連なった1-3の目潟や4の目潟の戸賀港の位置などを確認できます。南向きでは海岸線に沿って秋田市中心部から鳥海山が。北向きでは、能代港からユネスコ世界自然遺産の白神山地までをそれぞれ周囲をさえぎられることなく一望できます。
男鹿半島、大潟村、寒風山エリアは、日本ジオパークに認定されており、風景はもちろん知るを満たしてくれる旅行先としても好評。
地元では、大正年間より世界三景寒風山と呼ばれ、その絶景を高く評価していますが、全国ではまだ知る人ぞ知るスポット。
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