雑賀崎灯台

紀伊水道に面した陸地突端の絶景スポット



雑賀埼灯台は雑賀崎灯台とも呼ばれ、和歌山県北部にある国指定名勝の和歌浦 雑賀崎に1960年にできた比較的新しい、白亜のタイル貼り灯台です。
灯台の高さは地上14mほどですが、海に突き出た陸地の突端である雑賀崎、中世には鷹の巣と呼ばれる崖の頂上につくられており、灯火の高さは標高75.7m。紀伊水道に面しており非常に眺めが良いのですが、さらに、和歌山市が観光用展望台を設置しています。
眼下には、大島や中ノ島、双子島が見える他、天気の良い日は遠く淡路島まで見ることができます。
この雑賀崎灯台があった場所自体、中世には雑賀崎城がありました。雑賀とは、中世に鉄砲兵や地侍として活動した雑賀衆にあり、非常に高いスキルを持った傭兵であり、時には小銃から重火器、海運や貿易までを扱った専門技術者集団。その本拠地がここ和歌山であったと伝えられています。
中世の昔から、大切な仕事をしていた城の役割をそのまま引き継いだ場所に立つ灯台なのです。
また灯台から隣のエリアが整備され、紀伊水道を広角で見渡せる展望広場もあります。
水面に向かってなだらかに降りるスロープと階段の先に広がる風景は、とくに夕日の時間帯にお勧めの絶景ポイント。灯台の丸窓もかわいらしく、こちらも写真おススメスポットです。

雑賀崎灯台
所在地
和歌山県和歌山市雑賀崎809-2 
交通案内
◆電車
JR和歌山駅または南海和歌山市駅から和歌山バス市内雑賀崎循環線で雑賀崎遊園下車、徒歩約15分
◆車
阪和自動車道和歌山南スマートIC(ETCのみ)から約20分
電話番号
073-435-1234

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