緒方宮迫西石仏

国の史跡に指定されている磨崖仏



大分県豊後大野市緒方町久土知にある緒方宮迫西石仏は、平安時代後期に作られた磨崖仏です。
迦如来を中心に左右に阿弥陀如来、薬師如来が並び、三尊形式をなさず平等並列の状態で彫られています。
三如来とも、裳懸座に結跏趺座し、阿弥陀は定印、釈迦と薬師は右手を旋無畏印、左手を与願印に結んでいます。
肉身は代赭色、法衣は朱色や黒色で彩色され、背後の岩壁には二重円光を彫出しています。光背の輪郭も彫刻しており、内部は暗紅色で彩色され、周縁には墨で梵字が書き連ねられています。中でも阿弥陀像の光背が最もはっきりし
さらにており、円で囲まれた梵字が多数施されています。
またすぐ近くには国の史跡に指定されている緒方宮迫東石仏があり、合わせて見学したい。

緒方宮迫西石仏
所在地
大分県豊後大野市緒方町久土知 
交通案内
宮迫東石仏駐車場より左側、230m先に宮迫西石仏入口看板あり。70m歩き進めると宮迫西石仏あり
駐車場
あり
電話番号
0974-22-1001

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