伊良湖岬

伊良湖岬は愛知県の東南部、太平洋を望む三河湾、渥美半島に丸く突き出た、きれいな海と潮騒で有名な岬。
初日の出中継で有名な日出の石門や海水浴場のココナッツビーチ伊良湖、やしの実博物館をはじめ、地元有志が毎年石垣島から椰子の実を流しており、その椰子の実が漂着する地としても知られています。
なぜそこまで椰子にこだわるのか、ここは学校の音楽の教科書でも有名な島崎藤村の椰子の実の発祥の地に由来します。民俗学者の柳田國男が、昔伊良湖岬の恋路ヶ浜が持ち帰った椰子の実とその話から出来上がった詩と楽曲。
名も知らぬ遠き島を思い浮かべる方も多い曲ですが、現代も一日100隻を超える大型船舶が行き交う姿を目前で眺めることができるポイントでも人気があります。
三島由紀夫の潮騒の舞台となった神島も、とくに日暮れには神秘的。
自然も非常に豊かで、周辺には小型のイルカやスナメリ、野鳥、ウミガメの産卵場などが広がっています。
緑青の海と伊良湖岬を眺める恋路が浜はロマンチックなデートスポットとしても通年大人気。
日本の灯台50選でもある白亜の伊良湖岬灯台は、国内スポットとは思えないほど美麗でSNS映えする写真の名所でもあります。