奇絶峡

緑の中の断崖、一枚岩に彫られた摩崖仏



奇絶峡は、吉野熊野国立公園の中、和歌山県田辺市の緑深い山中、約2?にわたり迫力ある大きな絶壁と奇岩、かつての落石が流れのあちこちに見られる姿が続く景勝地。南方熊楠の南方曼荼羅の風景地として名勝指定もされています。
河口から約7?と比較的低地にあるにもかかわらず、高地の上流水源域にあるかのような風景が広がるだけではなく、同じ地形条件の中では非常に特徴的な植物が多いことでも有名。かつては赤松が多かったほか、ウチョウランなども見られ、現在は渓流植物やシダ類の宝庫となっています。
沿道には桜が多数植えられており、春の桜雲と秋の紅葉錦がどちらも楽しめるスポットです。
清らかな水が流れることから、地元の子供たちの水遊び場としても利用されています。
不動明王を祀る赤城の滝とも呼ばれる不動の滝と渓谷美、一枚岩に巨匠堂本印象の原画による不動明王の摩崖仏が彫られており、観光客が数多く訪れています。

奇絶峡
所在地
和歌山県田辺市秋津川 
交通案内
◆電車
JR紀伊田辺駅から龍神バス(龍神線)で、奇絶峡下車すぐ(バスで約20分)
◆車
南紀田辺ICから車で約15分
電話番号
0739-26-9929

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