樫野埼灯台

紀伊大島東端、日本最古の石造灯台



樫野埼灯台は、和歌山県串本町の沖にある紀伊大島の東端、吉野熊野国立公園内の断崖にある灯台です。
1870年に初点灯して以来、初期の建物がほぼそのまま残っている日本最初の回転式閃光灯台であり、日本最初の石造灯台としても知られています。
この灯台は、日本の灯台の父と呼ばれている英国人、リチャードヘンリーブラントンが設計したもので、4段の石造の建物上部には、三角窓をいくつも組み合わせたガラス部が配置されており建物自体の美しさにも定評があります。
灯台の付属施設として設計された石造平屋寄棟造の建物も、貴重な国の文化財として公開されています。
樫野埼灯台自体の内部には入れないものの、外付けされたらせん階段から灯台に上ることはでき、ここからは遠く太地町の梶取埼などを含め周囲の美しい風景を楽しむこともできます。
灯台の白を受けた周囲の緑の明るさや、海や空の青さのコントラストが美しい観光スポット。
またこの樫野埼灯台の周囲には、当時ここで働いていたイギリス人技師たちが植えたといわれる水仙が多数咲き乱れ、甘い香りを漂わせています。
四季を通じてテレビや雑誌にも取り上げられるほどの、絶景。
串本から橋を渡って灯台に向かう途中には、トルコ軍艦遭難の記念館もあり、眼下には釣り公園などもあり、一日楽しめるスポットです。

樫野埼灯台
所在地
和歌山県東牟婁郡串本町樫野埼1006番地1 
交通案内
串本駅よりバスで40分
駐車場
無料あり
電話番号
0735-62-3171

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