大丹倉

伝説や修行道のなごりが残る大絶壁の岩山



和歌山県北山村から三重県御浜町に抜ける県道52号(御浜北山線)を進むと見えてくる大丹倉は、高さ300メートル、幅500メートルの大絶壁の岩山です。
大丹倉は流紋岩でできており、岩に含まれる鉄分が風化によって酸化し岩肌が赤く見え赤い色という意味の丹と、断崖絶壁の山を表す倉から大丹倉と名が付いたとされています。
天狗の鍛冶屋が住んでいたという伝説や修験道として使われたなごりが残っています。
頂上には高倉剣大明神が祀られており、苔むした自然石が御神体で、その下に河内の国から来た行者が残していったという剣が納められている。
県道52号には大丹倉についての看板と撮影ポイントがあり、大絶壁の岩山を仰ぎ見ることができます。
さらに県道52号を育生町赤倉まで進み赤倉林道に入ると、終点には広い駐車スペースがあります。そこから登山道を上ると頂上につきます。標高488メートルの頂上からは熊野の山々を一望でき、大迫力の自然を感じることができます。

大丹倉
所在地
三重県熊野市育生町 
交通案内
JR熊野市駅から車で約50分、徒歩約5分
駐車場
あり
電話番号
0597-89-4111

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