滝の拝

甌穴が多数見られる、特徴的な滝



滝の拝は、和歌山県東牟婁郡古座川町の道の駅瀧之拝太郎近くにある、和歌山県指定記念物の渓流瀑。
紀伊半島は古くから、域内を走る仏像構造線と中央構造線の影響を受けて、各時代非常に複雑な岩山や地質が形成されています。
また、岩山の多いこの地では、いくつもの河川が蛇行しながら合流し、岩山を長い年月をかけて浸食することで特徴ある地形を作り出しています。
この滝の拝は、中でも非常に珍しい熊野層群下里累層が露出した河床に、転がって来た石がいくつもポットホールと呼ばれる小さな穴をつくり、それが繋がってできたなだらかな滝。一部は水路のような形、その奥に落差8mの滝があります。
非常に水がきれいな場所で、滝つぼには無数のアユが集まっておりそれを釣る独特な釣法とんとん釣りなどもあります。
滝の拝上流、古座川町田川には、昭和30年代に作られたといわれる1トンつり橋として有名な鉄のつり橋もあります。
他にも古座川はじめ周辺には美しいつり橋なども多く、和歌山エリアの滝や渓谷美とともに、まとめて楽しめそうです。

滝の拝
所在地
和歌山県東牟婁郡古座川町小川774-1 
交通案内
紀伊本線 古座駅から車で30分
料金
無料
駐車場
あり
電話番号
0735-72-0180

和歌山のオススメVR