友ヶ島

大阪湾と紀伊水道を分ける無人島群



友ヶ島は、和歌山県北部、大阪湾と紀伊半島を分ける洋上、紀淡海峡に浮かぶ無人島群。地元では、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4つを合わせて友ヶ島と呼んでいますが、これは神島以外の3島は、事実上つながっており、虎島との間の通路は、満潮時には水没することからきています。
ここは、瀬戸内海国立公園に指定され、実写版天空の城ラピュタと呼ばれていますが、単に風光明媚なことが理由なわけではありません。
明治時代帝国陸軍によって、外国艦隊の侵入を防ぐために、さまざまな砲台や要塞施設がつくられ、島の存在自体があらゆる地図上でも隠されてきました。
そのときの構造物が現在島に残っていますが、石積みやレンガなどどこかラピュタの作品中の街の姿に似ており、40秒で支度しななどとも言われるようになりました。
島には展望台や白亜の洋式灯台があるほか、軍事施設となるよりはるか昔の古代から、役行者に始まる修験道の舞台そのものでもありました。現在も、史跡や行場が多数存在しています。
鮮やかなコバルトブルーの海を眺めながらのハイキングコースや海水浴も人気。島の魅力を生かした、脱出イベントなども開催されています。
また、深蛇地には約400種類もの湿地帯植物が群生しており、自然観察にもおすすめのスポットです。
島までは、友ヶ島汽船で行き来することができます。

友ヶ島
所在地
和歌山県和歌山市加太 
交通案内
加太港から友ヶ島汽船で約20分
・加太港へはJR、南海和歌山市駅から加太線乗換え加太駅下車 徒歩約20分
料金
船:加太港 〜 友ヶ島(往復) 大人:2,200円 (税込) こども:1,100円 (税込)
電話番号
073-459-0314


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